2008-01-01から1年間の記事一覧

410 『雲雷峡の闘い』 扉絵は師弟のつながりを描いたもの。右から順に、 猿飛(三代目)⇒自来也⇒波風ミナト(四代目)⇒カカシ⇒ナルト 師の想いや生き様を託された弟子、今度は自分の想いや生き様を紡ぎゆく。 そんな様子を描いているのでしょうか? 1.雲雷…

1.輪廻眼の形状(1) 輪廻眼は中心部分と、その同心円からなる形状をしています。 通常正面から見た場合この同心円の輪の数は3つほどですが、 眼球を覗く角度、あるいは眼球が動くとこの同心円の輪は4つ、5つと増えます。 その最たる例が381話『その正…

【輪廻眼の秘密】のコラムでは 輪廻眼の能力や秘密について探っていこうと思います。 .輪廻眼がとらえる風景 自来也とペインの戦いによれば、輪廻眼の能力の一つは、視覚の共有です。 つまり、一人が見た映像を他のペインも共有できるわけです。 フカサクは…

409 『仙術伝承』 月曜が祝日ですので土曜発売となる今回の話。 …が、土曜日分の記事は誤って他の内容の記事を書いてしまったので、 月曜日分として先取り更新させていただきます。ご了解の程お願い致します。m(_ _)m 1.仙術伝承(1) 妙木山への修行へと…

前回に引き続き、今回もひたすら計算です。 苦手な方にはほんとに申し訳ありません。 これを乗り越えれば、回転に関する力の意味づけができます。 1.角速度の導入 さて、前回 (1,4)という式を導きました。これは位置ベクトルの角度に関する微分です。 ここ…

今回は少し物理っぽいお話をします。 ナルトが多重影分身の分身体を掴んで回転させて勢いをつけて敵にぶつけるシーンがありますが、 この系において、ナルトの分身にどのような力が働くか見てみましょう。 今回はその前座となる微小回転のお話です。 知って…

408 『フカサクの提案』 1.フカサクの提案(1) 本物はいない、フカサクにも心当たりはないようです。 ――というよりも、暗号の内容が漠然としすぎて、 その心当たり、六道ペインと結び付けることができないでいるようです。 「ペインのことで分かっとるこ…

1.暗号の答え 『 (P31) 【本当に愛してる――】(P8) 【物々交換と同じだ、それでも君――】(P106)【葉が邪魔だな…もう君という――】(P7) 【意外に大きいのね、アナタのそ――】(P207)【無理そんなの…それじゃ 私の――】(P15) 【椅子がギシギシと音を立て、――】 』 …

407 『ナルトに宛てて』 1.ナルトに宛てて(1) ナルトに遺したと思われる暗号。 シカマルとシホは、ナルトに心当たりがないか訊きます。 すると数字の中にカタカナが交じっているのが気になるというナルト。 自来也に手書きの原稿を読まされ感想を言わさ…

1.うちは一族“の”創設者 「うちは一族の創始者…うちはマダラだ。」 九尾事件に一枚咬んでいるのではないかと、自来也が口にしたうちはマダラの名。 ここで<うちは一族の創始者>という言葉が出てきます。 この台詞は、あたかもうちは一族をマダラがつくり…

406 『未来への鍵』 1.未来への鍵(1) 蛙変えるの術で蛙にされてしまった雨隠れの忍がいましたが、 巨大化したり極小化したり大きさを変幻自在に変えることのできる 店に擬態していたあの蛙の中に閉じ込められているようです。 綱手はイビキにこの雨隠れ…

綱手というキーパーソンを見る上で、「喪失」という言葉は欠かせないでしょう。 火影となるまで 自来也が綱手にとってどのような存在であったか 心情変化などをそれぞれ見てみます。 1.五代目火影となるまでの変遷 豪胆、男勝りで勝気なその性格からは窺え…

1.自来也の暗号2 【自来也の暗号1・漢数字変換】*1では、 これらを漢数字に直して、それらを組み合わせて新たな漢字をつくるという方法をとりました。 ところが、これは一つ目をととらえたことによるもので、タであるという見方もあります。 このことにつ…

405 『遺されたもの』 1.遺されたもの(1) フカサクは背中の自来也が最後の力を振り絞って書き残した 暗号メッセージを一同に見せます。 ペインに気づかれないようにそうしたのだろう、とフカサクは言います。 「………バアちゃんが…行かせたのか…?」 ナル…

.トビの思惑 【トビについて5】*1では、 トビの去り際、雨が降り出すシーンから、 トビとペインとで目指している最終目的が違うのではない―― 暁が一枚岩ではないかもしれないという考えを述べさせていただきました。さて、 「ナルトは“暁”が狩る。“鷹”はも…

404 『"鷹"と"暁"』 1.鷹と暁(1) 暁のアジトの一つでしょうか。 切り立つ岩壁に沿ってつくられた階段を鬼鮫は登っていきます。 ――と後ろからトビ。 「鬼鮫先輩にお話があるんスけど…」 マダラだという気配を感じさせない、 いかにも後輩という口調で鬼…

1.地図 2巻や35巻などを参照すると、 次の図のような国の位置関係が分かります。 五大国 火の国風の国雷の国土の国水の国 その他の国 川の国 なお雨隠れの里は『川の国』にあり、 「…あの国は…土・風・火の三大国に囲まれ、 昔からそれらの大国同士の戦場…

1.写輪眼の経過 写輪眼の覚醒時期は人によってまちまちですが、サスケについて追ってみると、 一族事件→白との戦い→ナルトとの戦い(終末の谷) の順で巴模様が1つ、2つ、3つ(それぞれ第1、2、3段階とする)と増えていきます。 それぞれの戦いでは…

403 『涙』 所用が来週にずれこみましたので、 いつも通り記事をアップロードできました。 さて6月9日といえば、イタチの誕生日ですが――。 1.涙(1) 夜、ベッドに横になりながら、 イタチに接触したことを思い返すナルト。 「少なくともお前なんかより… …

1.トビの正体 トビという存在についての疑問は、過去の記事でも何回も話題にしてきました、 さて、【ナルト世界の謎に縺れる】にコメントをくださる方々(多謝m(_ _)m)のうちの一人、 berryさんによれば、トビは輪廻眼を持っている、 あるいはペインと何…

サスケの万華鏡写輪眼を形状から分析(?)してみたいと思います。 1.サスケの万華鏡写輪眼(1)―マダラとの類似 今まで登場した万華鏡写輪眼は次の6つ。 (左から順にカカシ、イタチ、マダラ、マダラ弟、マダラ(永遠)、サスケ) 他の万華鏡に比べて圧…

402 『最後の言葉』 1.最後の言葉 幼き日のサスケ。アカデミーから帰宅した兄の声を聞くや否や、 兄のもとにかけより、一緒に遊ぼう、とねだるサスケ。 宿題があるからそれが終わってからにしなさいと母ミコトが制しますが、 イタチは宿題は後でかたすから…

.マダラの信憑性 「万が一にもお前に真実が伝わることを、イタチは恐れていたのだ。 その可能性を微塵も残さぬよう…、 お前にオレを信用させない為の嘘をつき、 そればかりかお前の眼に“天照”をも仕込んだ。」 イタチはマダラの口から真実が伝わることを恐…

401 『幻術』 1.幻術<まぼろし>(1) 「でたらめだ…。オレは何度も殺されかけた。」 「イタチが本気なら…そうなっていたろう…確実にな。」 取り乱すサスケ。万華鏡写輪眼の瞳術までもを使った、サスケとの戦い。 サスケにはイタチがサスケに気を使って…

1.イタチの微笑み(1) イタチの真実――それは、弟とそして平和のためでした。 「一族などと…ちっぽけなモノに執着するから、本当に大切なモノを見失う…。 本当の変化とは規制や制約…予感や想像の枠に収まりきっていては出来ない。」 本当に大切なモノを守…

今回は【尾獣の強さを考える5】と同じように 少しだけ(というかだいぶ…?)統計数学っぽい話になります。 数式が苦手な方には大変申し訳ない内容となりますが、 結果のみ参照していただければ幸いです。ご了承ください。 今回は最小二乗法と呼ばれるものの…

400 『地獄の中で』 1.地獄の中で(1) うちは一族がクーデターを起こそうと画策していたこと、 イタチがスパイだったことを知り驚愕するサスケ。 当時幼かったサスケには、一族の事情は知らされていませんでした。 父フガクがクーデターを率いる首謀者だ…

1.マダラへの離反 「双方の一族の誰もが長く終わりのない戦いに疲れきっていた。 限界にきていたのだ。」 “千手”の対抗組織としてあった“うちは”は、 千手が戦場に駆りだされれば、うちはも駆りだされ、 結果として幾度となく戦火を交え、 その果てしない…

399 『すべての始まり』 1.すべての始まり(1) 千手一族。どの一族からも一目置かれ、畏れられていた存在。 その千手に唯一対抗してきた、うちは。 千手をある国が雇えば、それに対立する国はうちはを雇う。 そうして千手とうちはは数多くの戦火を交え、…

「最終章…井の中の蛙大海で散る…の巻か。 フフ…ほどほどにあっぱれ…あっぱれ…」 自来也はペインとの戦いに敗れ、 自らの歩んできた物語、自来也豪傑物語を結びました。 その最終章のタイトルとして選んだのは、 『井の中の蛙大海で散る』 このタイトルにはい…