2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

552 『火影の条件』 1.火影の条件(1) 「じゃあな。」 長門は満足そうな笑みを浮かべ、 須佐能乎のひょうたんに封印されていきます。 それとは対照的にこぼれていた笑みが、 悔しさに歪んだ表情に変わり、 地面を拳で突くカブト。 「長門め…。 やはり機…

551 『長門を止めろ』 1.長門を止めろ(1) 長門の人間道の術にかかり ナルトは魂を抜き取られるような感覚に襲われます。 引き寄せられる"万象天引"の術、 強い斥力で遠ざけられる"神羅天征"の術、 口寄せの術、忍術チャクラを吸い取る餓鬼道の"封術吸印…

1.深まるシスイの謎(1) 550話『別天神』において、 シスイが万華鏡写輪眼を開眼していたことが 明らかになりました。 かつてイタチが兄のように慕っていたシスイ。 「自己犠牲…。 …陰から平和を支える名も無き忍…。 それが本当の忍。 シスイがオレに教…

結論に急ぎたい方は螺旋丸の制御(3)へ 1.螺旋丸の制御(1) チャクラの高速な流れをマクロで考えたときに 実際、ジャイロ効果が考えられ、 いったん自転(回転軸に対して円運動)をはじめると 姿勢を乱されにくくなると考えられます。(乱回転は起こり…

ジャンプが合併号なので、 次号までに3つほど考察の記事をあげたいと思います。 1つはうちは一族(主にシスイ)に関しての考察、 そしてもう2つは前回までで中途になっていた 【掌の上の螺旋丸】についての考察で、 こちらを先に終わらせたいと思います。…

550 『別天神』 1.別天神(1) イタチの万華鏡写輪眼に呼応するように、 ナルトの口から左眼に不思議な瞳を持った烏が出てきます。 その烏を見、以前イタチが自分に問いかけてきたことを ナルトは思い起こします。 ――"兄弟"のようにサスケを思うなら、 そ…

いよいよ前回までの長かった前フリが、 繋がっていきます。 1.一次元波動方程式の解(1) 前回*1登場した、 波動現象をあまねく表す波動方程式 についてですが、螺旋丸は球形ですので、 ここでようやく【掌の上の螺旋丸2・極座標とラプラシアンの導入】…

以前、チャクラは波動であるとして考えました。*1 この考え方を少し発展させて螺旋丸についての 波動現象を考えてみようと思います。 1.波動方程式の導出(1) さて天下り的になりますが、あまねく波動現象は、 以下の偏微分方程式に帰着します。 (*1)こ…

いよいよフーリエ変換です。 1.フーリエ変換(1) 関数 を一般区間 で、 複素フーリエ級数展開すると以下のようになるのでした。 (*1) (*2)これらをまとめると次のように書けます。 (*3)ここで、 のようにおくと、 ここで とすれば、 となって、 (*4)が導…

フーリエ級数の続きです。 1.一般周期のフーリエ級数 関数 を区間 (周期2π)で フーリエ級数展開すると、 (*1) (*2)と書けるのでした。 そこでこれを一般の区間 について、 フーリエ級数展開できるように拡張します。 今、次のような対応関係を考えます…

前回までで、極座標を導入していたのに、 それを全く使っていなかったのには理由があって、 実は螺旋丸のお話はまだ続きがあります。 そのためにどうしても必要となる数学の道具として、 フーリエ変換について触れておこうと思います。 まず前座としてフーリ…

549 『イタチの問い』 1.イタチの問い(1) 「久しぶりに会った事になるんだろうが…、 死んでたんですぐな気もするな。 …少し変わったなナルト。」 死者の世界から蘇り、再会したナルトを見て、 長門は言います。 「ああ…コレか…! これってば九尾のチャ…