1.自来也の暗号2


9,31,8
106,7
207,15

自来也の暗号1・漢数字変換】*1では、
これらを漢数字に直して、それらを組み合わせて新たな漢字をつくるという方法をとりました。
ところが、これは一つ目を9ととらえたことによるもので、であるという見方もあります。
このことについて検証してみましょう。





さて、図よりお気づきだと思いますが、
フカサクの背中に書かれたものは限りなく「タ」に近いといえるでしょう。
理由は2つです。
まずポイント1の○を見てみましょう。
数字の「9」を描くとき、この点で筆は離れません。
一方でフカサクの背中に書かれたものは、この点で筆が離れた、または折り返してきたように描かれており、
「9」の書き方がいかにも不自然です。
カタカナの「タ」あるいは漢字の「夕」であれば、このような書き方は自然です。
次にポイント2の○を見てみましょう。
「9」を描くとき、この部分は右上がりになることはあっても、
右下がりに書く事はやや不自然です。
というのも、「9」のO<まる>は筆を折り返して描くために、
書き始めた方に向かって自然と筆が動いていくからです。
ところがフカサクの背中に書かれたこの部分は、明らかに右下がりであり、
これも「タ」や「夕」を書くような筆(指)の運びです。

つまり自来也の暗号は




タ,31,8
106,7
207,15

と解釈した方がいいかもしれません。

2.面白い性質

ではそのように考えた場合、他に何が見えてくるでしょうか?
「タ」を除けば全て数字と解釈できます。
(“31”を漢字の「引」に見ることも出来ますが、ここでは置いておきましょう。)
そこで、これらの「タ」を除く数字を、カンマをあわせて、




31,8
106,7
207,15

さらに、0を除いてみると面白いことがわかります。



31,8
16,7
27,15


この数字を縦方向に見ると、

3-1=2
1+6=7
8+7=15

となります。これは何か意味があるのでしょうか??