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以前、チャクラは波動であるとして考えました。*1
この考え方を少し発展させて螺旋丸についての
波動現象を考えてみようと思います。
1.波動方程式の導出(1)
さて天下り的になりますが、あまねく波動現象は、
以下の偏微分方程式に帰着します。
(*1)
ここで、ラプラシアン はです。(*1)式を"波動方程式"と呼びます。
遡りますが、チャクラは電磁気に似た性質があるので、
電磁気学的にとらえてみたことがありました。*2
このように考えてチャクラ波を電磁波のように扱うならば、
チャクラ磁場、チャクラ電場
チャクラ流密度、チャクラ荷密度、定数を用いて、
マクスウェルの方程式は次のように表されます。
真空中(何もない空間)について波動が伝播することを考えると、
かつ は明らかなので、
として考えることができます。さて、
が純粋に数学的に成り立ちますので、
第2式について両辺に回転(rot)をとると、
第1式および第4式から
すなわち
(*2)
となって、これはとした(*1)式の波動方程式となります。
2.波動方程式の導出(2)
しかしこれではイメージがいまいちわきにくいので、
単純に弦の振動について考えてみましょう。
以下のように線密度の弦について
ある位置 を中心として、
位置と距離に支配される弦のある点の高さを とした
微小距離 ずつ離れた点の弦の運動について考えます。
それぞれの点での張力を等しく とおけて、
それぞれ張力が水平となす角度をとおきます。
線密度 ですから、幅 の弦の質量は、
と書けます。またこの弦の運動の垂直方向の加速度は、
とおけます。したがって、
(*3)
一方で弦の運動に関わる力は張力ですので、垂直方向について力を分解して考えると、
弦が動き始めのとき は微小となるので、
、 と近似できて、
(*4)
(*3)式と(*4)式より、(*5)
が導かれます。これは(*1)式の1次元(x方向だけを見たもの)の場合です。
より一般的(3次元)に見たものが(*1)式となります。