387 『現実』

自来也VSペインがメインの41巻の発売日でもありますが、
本誌のサスケVSイタチも白熱した展開となっていく兆しが見えます。

1.現実

「お前にはオレの死に様が見えてるらしいが…
 万華鏡写輪眼を持つオレに勝てはしない。
 お前の目的は残念だが幻に終わる。
 なぜならお前は万華鏡を持ってはいない。」

イタチに諫められながらも、粛々と腕に巻いてある包帯をとるサスケ。
その腕には“剣”の印。

「アンタがその眼をいくら使おうが、このオレの憎しみで…幻は現実になる!
 アンタの現実は死だ。」

互いを見据える二人。サスケは剣の印から口寄せされた手裏剣を、
イタチは袖の中から(と思われる)手裏剣を相手に投げつけます。
この剣の印から出現した手裏剣はおそらく猫バアのところで調達したものかもしれませんね。
夥しい数の手裏剣の打ち合い。
打ち合いの末に、サスケは間合いを詰めて刀で切り上げますが、
イタチに腕をとられてしまいます。これはイタチの影分身のようでした。
密着状態において首の呪印から出てきた蛇が飛びクナイの攻撃をとぐろを巻いてガード。
膠着をといた影分身のイタチへ千鳥を伝わらせた大型の手裏剣を投げ、消滅させます。
しかし影分身体を解いた烏がサスケを取り囲み、
再び不意にイタチをつくりだし、サスケを壁まで吹き飛ばします。
四肢を捉えサスケを完全に拘束したイタチ。

「許せ…サスケ…これがオレの現実だ。光をもらう。」

そしてサスケの左目を抉ろうとするイタチの右手。
サスケの絶叫が響きます。

2.夢か現か

万華鏡でないサスケの眼をとろうとしているイタチ。
万華鏡でない弟の写輪眼で万華鏡写輪眼を開眼するにせよ、
万華鏡写輪眼でない眼を奪い取るつもりなら、一族事件のあの日にも実行できたはず。

「許せ…サスケ…」

という言葉の意味するところは?
奪った眼をどのように移植するのかも疑問です。