1.うちはミコト

四代目波風ミナトの同期の忍であり、ともに自来也を師に持つものとして
前回は猿飛アスマの兄にあたる人物を候補にあげました。
今回は以前にも紹介したことのあるサスケの母親うちはミコトについて
挙げておこうと思います。

うちはミコトは享年35歳、イタチの起こしたとされるうちは一族事件で、
その生涯を終えます。記事【うちは虐殺までの流れ6〜9】より、
x-4年ミコト誕生日を迎えた後に起こった事件と考えられますから、
このときのミコトはこの年の誕生日を迎えてから亡くなったとしてよいでしょう。
つまり第一部開始となるx年においては、
彼女の年齢は誕生日を迎えれば39歳となります。


ところで、忍者登録番号が近いことから縄樹とミコトは同い年として見なせるでしょう。

名前 忍者登録番号 誕生日
ミコト 005348 6月1日
縄樹 005350 8月9日

ミコトは6月1日、縄樹は8月9日ですから同い年ならばx年で二人とも39歳となります。
またx年は三忍の51歳の誕生日を迎える年でもありますから、
縄樹とその姉である綱手の年齢差は、縄樹が生まれたときに12歳と7日です。
ですから、縄樹と綱手の年齢差はほぼ12歳となります。
一方でx年の自来也の誕生日(11月11日)を迎えれば、ミコトと自来也の差も12歳です。

2.ミナト班とカカシ班

担当教官となる上忍の先生と師事する下級の忍の年齢関係。
ナルトおよびその同期の構成を例をとって考えてみましょう。
表の(数字)はx年で誕生日を迎えたときのその人物の年齢を表します。*1

班名 先生 生徒
第3班 ガイ(26) ネジ(14) リー(14) テンテン(13)
第7班 カカシ(27) ナルト(13) サスケ(13) サクラ(12)
第8班 紅 (27) キバ(13) シノ(12) ヒナタ(13)
第10版 アスマ (28) シカマル(13) チョウジ(12) シノ(13)

したがって、全てがその年の誕生日を迎えた場合
各班における先生役と生徒役との年齢差の平均の4班における合計S_0は、
S_0=(26-\frac{14+14+13}{3})+(27-\frac{13+13+12}{3})+(27-\frac{13+12+13}{3})+(28-\frac{13+12+13}{3})=\frac{169}{3}
よってこの年代の先生役と生徒役の推定される一般的な平均年齢差\overline{S}
どちらも基準年の誕生日を過ぎていれば、
\overline{S}=\frac{S_0}{4}=14.08...
ほぼ14歳だと言えます。

一方、x-13年の九尾襲来よりも以前、
忍界大戦終盤のx-14年、神無毘橋の戦い時におけるミナト班について考えます。
表の(数字)はx-14年に誕生日を迎えた場合の各自の年齢です。
なお、この戦いはx-14年のオビトの誕生日からカカシの誕生日まで、
つまりカカシ12歳、オビト13歳、リン13歳のときの出来事だとしています。*2

先生 生徒
ミナト(??) カカシ(13) オビト(13) リン(14)

忍界大戦時、5歳でアカデミーを卒業し、6歳で中忍となったカカシが、
ほぼ同い年の面々と班を組んでいることに注目しましょう。
カカシが上忍となる前、すなわちカカシの中忍時にもこの班を組んでいたらしいことが、
昇格祝いのプレゼント等の逸話で分かります。
オビトとカカシは打ち解けきってはいませんが、カカシがミナトを先生と呼ぶことから、
この班はカカシにとっての基本班みたいなもので、付き合いは長いと考えられます。
ここでオビトやリンのアカデミー卒業年齢は9歳。この世代の平均卒業年齢でしょう。
一方でナルト世代のアカデミー卒業年齢は12歳。
忍界大戦時は忍になるスピードも早く、先生も若年化する傾向にあると思いますので、
先生役と生徒役の忍の年齢差も縮むと思われます。
一般性は欠かれますが、アカデミー卒業の年齢差である3歳ほどの若年化があると考えられ、
先ほど得た14から3を引いて11歳が
当時の先生役と生徒役の忍の基準年の誕生日をともに迎えた年齢差だと考えられます。
この値が仮にミナト班における先生と生徒との年齢差だと仮定すると、
オビト達の平均年齢は約13歳ですので、
このx-14年でミナトは誕生日を迎えて24歳となります。
x年で誕生日を迎えればミナトは38歳となり、
自来也との年齢差は13歳。ミコトとの年齢差は1歳です。

3.自来也とミナトとミコトの年齢相関

さて、自来也、ミナト、ミコトの年齢を出来事共に下の表で追ってみます。
各自の年齢はその年度の誕生日を迎えた場合です。

年度(出来事) 自来也 ミナト ミコト
x-27年(縄樹没年) 24歳 11歳 12歳
x-14年(神無毘橋) 37歳 24歳 25歳
x-13年(ナルト誕生・九尾事件) 38歳 25歳(没) 26歳
x-4年(うちは一族事件) 47歳 (34歳) 35歳(没)
x年(一部開始) 51歳 (38歳) (39歳)

さてこの表で特に縄樹没年あたりに注目してください。
縄樹は12歳の誕生日で首飾りをもらったあとに任務で亡くなっています。
また綱手の回想(167話、168話etc)木の葉の額当てをしていますので忍です。
ということは同期のミコトもすでに忍です。
またミナトもその類まれなる才能でこの時すでに忍となっていたと考えられます。
そしてともに自来也に師事していたとは考えられないでしょうか?
ミコトはその後女性ではその数が少ないと思われる上忍になっています。
類は友を呼ぶ――、優秀なミナトがいた自来也班には、
ミコトもいたと考えられます。
何よりもあの黒目がちな瞳と黒い髪、ミコトを彷彿とさせる気がします。
http://en.wikipedia.org/wiki/Image:Jiraiyageninteam.jpg