大蛇丸・アンコの時系列に入ります。
前回は大蛇丸関連の時系列のうちイタチ暁入隊〜大蛇丸との対決までを考えましたが、
今回は禁術開発現場やアンコの呪印、重吾の年齢などを考えてみます。

1.アンコの第一部終了時の年齢

【みたらしアンコ】

〈忍者登録番号〉:011226

〈アカデミー卒業年齢〉:10歳

〈誕生日〉:10月24日

〈中忍昇格年齢〉:12歳

〈第一部終了時の年齢〉:25歳(←これを示す)

闘の書では確かアンコの年齢は書かれていなかったはずですので、臨の書から推測することにします。
アンコの年齢は、臨の書において24歳ですが、
この本が対象とした時期がアンコの誕生日を過ぎてない時期までを書いた可能性があります。
そこで、誕生日が3日後の大蛇丸を考えてみることにします。

大蛇丸

〈忍者登録番号〉:002300

〈アカデミー卒業年齢〉:6歳

〈誕生日〉:10月27日

〈『臨』時の年齢〉:50歳
〈第一部終了時の年齢〉:51歳

感覚的には分かるんですが、厳密に、
『臨』→『闘』で多くの人が1歳の歳をとり、かつ2歳歳をとった人がいない条件を満足するためには、
この『臨』→『闘』(第一部終了)の間がおよそ1年間(1\pm\frac{\delta}{12})年だったことを意味しています。
つまりアンコの誕生日に近い大蛇丸が1歳歳を取って一部終了ということは、
アンコは臨の書時点で誕生日を迎えてかつ、闘の書で+1歳の誕生日を迎えたことになりますので、
第一部終了時点でアンコの年齢は25歳となります。
(【第一部終了時は8】の内容にも合致します。
 第一部終了となるx+1年では、26歳を迎えます。)

2.アンコの弟子入り

というわけで、アンコが誕生したのは、いったい何年でしょうか?
いつもの通りx年を綱手が51歳の誕生日を迎える年とするなら、
この年の誕生日を迎えてアンコは25歳となるわけですから、
求める年はx-25年となります。
これは、縄樹が死んだx-27*1から2年ほど経っています。
当時、自来也がミナトらを教え、また綱手がダンと出会い、そして大蛇丸は…謎ですね。(笑)
実はこのアンコの生まれた時期こそ、綱手自来也といった馴染みの面々から離れ、
大蛇丸が着々と任務をこなしていた時期かもしれません。あるいは禁術開発にのめりこんでいく前段階といえるでしょう。

さてアンコの弟子入りはおそらく彼女がアカデミーを卒業したあとでしょう。
2年程の期間を経て中忍へと昇格しています。
その後も、大蛇丸とともに任務であちこちを奔走していたと考えられます。
アカデミー卒業時の彼女の正確な年齢を下記、いつものようにおきます。
10+(k_0/12)歳(k:整数 0 \leq k_0 \leq12
さてx年の10月において彼女は25歳となるわけで、このときの彼女の年齢は当然、
25+(0/12)
です。したがって、その年月差は、
x年の10月から15-(k_0/12)年前
x+\frac{10}{12}-(15-\frac{k_0}{12})=(x-15)+\frac{k_0+10}{12}
となって、アンコのアカデミー卒業は、
x-15年10月24日〜x-14年の10月23日
ようは彼女が10歳だった期間の出来事だったわけですが、
アカデミー卒業がナルト達と同じときにあるならば、*2
5月中旬付近が濃厚なので、x-14年の出来事としてよいでしょう。

さて、この辺といえば…そう。ちょうど神無毘橋の戦いでミナト班が活躍していた時期。*3
アンコはこの忍界大戦の終盤あたりに大蛇丸に弟子入りしたわけですね。