中座になっていた尾獣の話の続き。
前回は憶測による(笑)尾獣の強さを大げさに数値化して比べてみました。
今回はそのデータを補正する為に、
九体いる尾獣について、出典情報をふまえ整理します。

一尾:守鶴
二尾:化け猫(猫又)
三尾:磯撫?
四尾:???(鼠蛟 といわれている。)
五尾:???(彭侯 といわれている。)
六尾:???(雷獣 といわれている。)
七尾:???(貉 といわれている。)
八尾:???(八俣大蛇 といわれている。)
九尾:妖狐

参照はウィキペディア、怪異・妖怪伝承データベース。
今回は一尾、二尾、三尾の確認まで。

1.一尾(守鶴)

人柱力:我愛羅
能力:砂を操る力、風遁系。

守鶴は『分福茶釜』のサイドストーリーあるいはアナザーストーリーから。
狸が守鶴という僧に化けて、お寺に忍び込み、どういうわけか汲んでも尽きない茶を沸かした…
という昔話の一説。
ナルトのストーリーではファンキーな奴で(笑)
化け狸というかまさにモンスターに近い様相です。
おそらく不完全体であったからかもしれませんが、
ナルトの口寄せしたガマブン太といい勝負をしました。
ちなみに本当の『分福茶釜』は、
貧乏な男が罠にかかていた狸をかわいそうに思って逃がしてやり、
その後恩返しにきた狸は、自身が茶釜となってお金にするように提案するが、
売った先でこの茶釜に汲んだ水を火にかけたときに、正体を現してしまい失敗しますが、
見世物小屋で茶釜が綱渡りをする芸を披露し、それが成功。
その男を裕福にしてやることができた。
…という恩返しのお話です。

2.二尾(化け猫)

人柱力:二位ユギト
能力:火遁系

年をとった猫が変化して妖力をもったもので、人を食い殺し、その人に成りかわることもできる。
黒猫の猫又が猫又の中では最強で、その後修学し無限に生きられるようになったものが、
ランクがあがって猫魈(しょう)となるらしいです。
二尾化したユギトは、角都を踏み潰す、飛段を火炎放射(?)などで攻撃するなどしましたが、
二尾化を解かれあえなく敗れ去りました。

3.三尾(磯撫?)

人柱力・(不明)
能力・(水遁系?)

北風が強く海が時化るときなど、海に現れ、船を転覆させ人を食らう巨大な魚の妖怪。
一説には鯱(しゃち)や鮫のことをそう呼んだらしいです。
ナルトの世界ではトビに亀といわれていますが、36巻176ページでその全貌を察するに、
強固な手足、そして身体を覆うとげとげ甲羅など、
どことなくマリオに出てくるクッパに似ています。(彼も亀ですが。)
顔面部分を覆う鮫の口や顎を思わせるような殻もあり、結構強そうですが、
あっさりデイダラ&トビのコンビにやられています。