【うちは虐殺までの流れ9・空白時間そして事件へ】 *1を受けて、

1.自然な流れ

  • イタチの暁入団がイタチが暗部にいたときからだとすれば、 x-7x-6年。
  • 大蛇丸の脱退時が x-6 年。

を以前の考察で導きました。

次に【大蛇丸脱退】、【イタチ暁入団】、【イタチと大蛇丸の戦い】の順序を考えます。

少なくともあの時点でイタチが暁のマントを身にまとっているには、
【イタチの暁入団】→【大蛇丸脱退】
という流れがあり、かつ大蛇丸が暁のマントを身にまとっているので、
【イタチと大蛇丸の戦い】→【大蛇丸脱退】
大蛇丸脱退直後】→【イタチと大蛇丸の戦い】
当然暁入団後、この戦いは行われたので、
【イタチの暁入団】→【イタチと大蛇丸の戦い】
したがってこの3つの出来事は、

  • (1).【イタチの暁入団】→【イタチと大蛇丸の戦い】→【大蛇丸脱退】
  • (2).【イタチの暁入団】→【大蛇丸脱退】→【イタチと大蛇丸の戦い】

のどちらかの順序で起こったことになります。これらは、当然条件式
イタチの暁入団x-7,x-6年≦大蛇丸脱退x-6
を満たします。
いずれにせよ、うちは一族の虐殺は x-4年 であり、大蛇丸脱退後に起こったものです。
さらにはイタチは暗部にいたときから暁に入団、あるいは接触があったことになります。

2.(1)【イタチの暁入団】→【イタチと大蛇丸の戦い】→【大蛇丸脱退】の場合

この流れを解釈するとすれば、この戦いの意図は、

  • イタチを狙った大蛇丸がその術でイタチを乗っ取ろうとした。

ことに他なりません。さらには、イタチと大蛇丸が争ったのは、大蛇丸脱退のすぐ前だとするのが適。
とするなら、【イタチと大蛇丸の戦い】は、x-6年に起こったとしてよく、
イタチの暁入団後、イタチの傍でその“写輪眼”の素晴らしさに惚れ込み、
手に入れようと欲するまでの期間も適当でしょう。
 
イタチが暁に入団する前から写輪眼を狙っていたのではないか、という考えもありますが、
だとすれば禁術開発時、カカシが移植によってその眼を手に入れたことを知っていたはずなので、
写輪眼についての研究も進めることができたはずです。
そして移植する技術も研究可能だったはず。
うちは一族の誰かを拉致して移植できたはず。
以前の考察にも挙げました*2が、
この時はまだオリジナルの大蛇丸だったはず。
禁術開発の影響でオリジナルの体がボロボロになってしまった
ということも考えられますが、
それでもそんなに狙っていたものが移植によってたやすく入るなら、
大蛇丸は事を起こしていたはずです。なので、当時は写輪眼以外に興味があったと思われます。
大蛇丸特有の術である他人の体に入れ替わる術(不屍転生)、口寄せ・穢土転生を研究していた
と考えるのが妥当だと思われます。

3.(2)【イタチの暁入団】→【大蛇丸脱退】→【イタチと大蛇丸の戦い】の場合

この流れを解釈するとすれば、

  • イタチが暁入団後、大蛇丸への刺客として差し向けられた。

ということだと思われます。(1)とは違って、この戦いで写輪眼に魅せられたことになるでしょう。
いずれ機会があればこの眼を手に入れようと考えた、というわけです。
ただ、この流れの場合は、大蛇丸が何の理由で暁脱退を考えたがあやふやです。