第一部綱手の登場〜第一部終了まで綱手の年齢は51歳で変わっていない、ということから、

    • 第一部終了時はx年の8月以降である
      • (正確にはx年の綱手の誕生日からx+1年のイタチの誕生日まで)

としましたが、もっと範囲を狭めるあるいは特定することはできないでしょうか?
実は様々な糸口から辿っていけそうで、なかなか辿りつかない難問です。

1.カカシとガイ

ここでもう一度カカシとガイのデータを見てみます。

【カカシ】

〈忍者登録番号〉:009720

〈アカデミー卒業年齢〉:5歳

〈誕生日〉:9月15日

〈第一部終了時の年齢〉26〜27歳

 

【ガイ】

〈忍者登録番号〉:010252

〈アカデミー卒業年齢〉:7歳

〈誕生日〉:1月1日

〈第一部終了時の年齢〉26〜27歳

この二人は第一部開始から終了にともなって同じように歳をとっていることから、
ガイがカカシに対して早生まれであるか否かによって、
第一部終了が正確に終了した時期がx年(綱手の51歳の誕生日があった年をxとしている)
または、x+1年なのかが分かりそうですが…
これだけ見ると、どちらにも取れます。

wikiではカカシとガイの第二部の年齢が明かされていて、
 その通りにいけばカカシの方が先に生まれたことになりますが、
 公式情報ではないので、それは置いておきます。 )

2.第一部開始から逆算

そこで開始時を考えることで、終了した範囲を割り出します。
まずナルトの同級生データを見てみます。

【ナルト】

〈忍者登録番号〉:012607

〈アカデミー卒業年齢〉:12歳

〈誕生日〉:10月10日

〈第一部終了時の年齢〉12〜13歳


【サスケ】

〈忍者登録番号〉:012606

〈アカデミー卒業年齢〉:12歳

〈誕生日〉:7月23日

〈第一部終了時の年齢〉12〜13歳



【サクラ】

〈忍者登録番号〉:012601

〈アカデミー卒業年齢〉:12歳

〈誕生日〉:3月28日

〈第一部終了時の年齢〉12〜13歳



油女シノ

〈忍者登録番号〉:012618

〈アカデミー卒業年齢〉:12歳

〈誕生日〉:1月23日

〈第一部終了時の年齢〉12〜13歳



【ヒナタ】

〈忍者登録番号〉:012612

〈アカデミー卒業年齢〉:12歳

〈誕生日〉:12月27日

〈第一部終了時の年齢〉12〜13歳

これらの誕生日はうまい具合に分散してます。

ところで、このNARUTOという物語はナルトがアカデミーを卒業する物語から始まります。
つまりアカデミー卒業から第一部終了までに、これらの面々が1歳の年を経るということは、
ある程度限られた期間にアカデミー卒業の流れがあったわけです。
誕生日の流れを考えた場合 サスケ→ナルト→ヒナタ という流れは同年号内に起きたと考えられます。
そこでアカデミー卒業までに以下の順で誕生日を迎えた場合を考えます。

.

    • 1.サスケ→ナルト→ヒナタ→シノ→サクラ

この場合、サクラの誕生日からサスケが誕生日を迎えるまで、
すなわち、3月28日〜7月22日までに
アカデミー卒業日があり、春夏に卒業が決まるパターンです。
第一部終了はイタチの19歳の誕生日を過ぎないことから、3月28日〜6月8日。
彼らが1歳ずつ歳をとって、この期間にあることになります。

    • 2.サクラ→サスケ→ナルト→ヒナタ→シノ

この場合、1月23日〜3月27日までにアカデミー卒業日があります。
第一部終了は彼らが1歳ずつ歳をとって、この期間にあることになります。

    • 3.シノ→サクラ→サスケ→ナルト→ヒナタ

この場合、12月27日〜1月22日までにアカデミー卒業日があります。
第一部終了は彼らが1歳ずつ歳をとって、この期間にあることになります。

    • 4.シノ→サスケ→ナルト→ヒナタ→サクラ

この場合、シノは誕生日をヒナタ→サクラの間に迎えたことになり、
1歳しか歳をとっていないことに矛盾します。したがって、これはありえません。

.


綱手の51歳の誕生日があった年号をx年とおけば、
条件1、2の場合第一部終了がx+1年に、
条件3の場合第一部終了がx年〜x+1年にあったことになり、
第一部の終了はx+1年である可能性が高いことになります。
しかし、第一部最終話〈238話 旅立ちの日〉が2004年11月8日50号に収められたことと、
サスケ奪還任務から3ヶ月が経過していること(綱手がサクラの修行に付き合って3ヶ月という描写)
などを考えると、時期を合わせたとして年末の可能性もありえます。
したがって第一部終了時期はいずれにしても定かではなく、
新しい公式データブックがでるまでの間は、やはり、最初の定義通り

綱手が51歳の誕生日を迎えた年をx年とし、その8月以降を第一部終了とする。

として扱っていた方が範囲が広い、つまり十分条件であって必要十分ではないですが、
後から修正するときに削り落とすだけで便利なのでこちらを使います。