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.対談
地獄道ペインの前に飛び出した木ノ葉丸。
捕まることを警戒しますが、壁際に追い詰められ捕まってしまいます。
浮かび上がる輪廻眼の閻魔。助けに来たエビスも蹴り飛ばされ、
もはや絶体絶命と思われますが、捕まった木ノ葉丸は影分身体でした。
影分身は囮。膠着状態を保って、
影分身の危険が本体に及ぶ前に術を解いて、
いつの間にか教えてもらっていたナルト式螺旋丸を叩き込みます。
「里の名を授かった猿飛一族の下忍!
姓は猿飛!! 名は木ノ葉丸!!
覚えとけコレェ!!!」
「秩序を正す神だ。」
そう告げてペインは九尾・ナルトの居場所を問い詰めます。
尾獣は各国からいなくなり、もはや各国の均衡は取れなくなった――
いつ戦争が始まってもおかしくない最中で、
九尾を庇い続けるのは、無意味。
「戦争の火種はあちこちでくすぶってる。
そして我々がそれら戦争をコントロールする。
我々に協力すれば助けてやるのも吝かではない。
この状況…我々の力も分かったハズだ。」
しかし綱手も負けてはいません。
「五影をなめるな!
我々の先代達が求めそして維持しようと努めてきた安定を崩そうとする
お前らテロリストが何を言っても無駄だ!!」
大国の安定――そのために犠牲になってきた人々。
ある人々にとっての平和が結局は暴力となっている現状。
綱手に向かって「驕るな」と告げたペインは、
感情を露に再びナルトの居場所を問い詰めます。
しかし綱手も譲りません。
「今は我々の持てる全ての力を注ぎお前をたたく!
それだけの事!」
木ノ葉がやってきたことが全て正しいとは思わない。
だからこそ、よりよい変革をもたらしてくれるであろうナルトを
失うわけにはいかない。
「ナルトは――強いぞ」
『強い』――それは戦闘力の意味合いというよりは、
屈しない強固な精神、そして成長性を指して述べられた言葉なのでしょう。
シズネ、山中親娘は物陰に隠れ、ペインの正体についての情報をよりあわせます。
そして得られた結論は死体をチャクラの受信機で操っているということ。
本物はいない――何者かがこれらを操っているのは明らか。
山中一族の転身系の術に似ているといいますが、
6人をも遠隔で正確に操るなら受信機の近くに送信機がなければ困難。
あるいは送信されてきたばらばらの信号を再統合し秩序ある信号として再送信する
中継のような存在がいるということでしょうか。
そういう存在がいるとするなら小南であることは間違いないでしょう。
ただ小南がペインである可能性は、小南とペインの会話に破綻が生じるので、考えにくいです。
「もう遅いわ…私たちは彼の思想の下、動き出した。」
やはり小南が自来也を前にしてその存在を語った“彼”。
いままで輪廻眼以外で全く存在を感じさせていない長門が傀儡を操っていると思われます。
つけてきた人間道ペインが不意をついて強襲し、シズネをとらえます。
頭を鷲掴みにし、まるで脳から直接情報を引き出すようにして、
シズネからナルトの居場所の情報を得たようです。