418 『仙人ナルト』

1.仙人ナルト

油を使用せずに自然エネルギーをチャクラとして練れるようになったナルト。
仙人モード化し、目のあたりに黒い隈取りが出来ます。
これは仙人である証。
蛙化もせず、さらに大きな仙術チャクラを練れるようになったようです。

「自然と一体になるってこんな感じなのかなって…」

ナルトは仙術チャクラを確たるものにしているようです。
そんなナルトに小鳥が一羽飛んできて肩にとまります。
思わずバランスを崩すナルト。
石針へと墜落するように身体をぶつけますが、
仙人モードとなっていたおかげで、外傷はほぼありません。
自然エネルギーを借りて身体が活性化され
治癒力が高い状態にあるためのようです。
そして修行も最後のステップ、“蛙組手”へと移行していきます。

――夜。修行も一段落したナルトは、
一人仙人モードとなって修行を続けています。
ナルトの前には鋭利に切断された岩山。
どうやらナルトは誰にも見られないように、
何らかの術を練習しているようです。
綱手からも止められている未完の技――風遁・螺旋手裏剣でしょうか。

2.各々の動き

暗号部ではシカマルとサクラがペインについて話し合っています。
本物はいないということからペインの六体は幻術で、
女の暁、すなわち小南によるものだとシカマルは推測しますが、
六体のペインが幻術ではないらしいことが、
フカサクの話に則ってサクラがシカマルに伝えます。
三人のペインが生き返った――信じがたい話ではあるけども、
飛段や角都を見てきたシカマルにとって、
暁の非常識性は真ととらえて差し支えないと考えているようです。
一方、拘束していた雨隠れの忍から、
情報を得ようとしていたイビキたちは、
幻術プロテクトなる強固なロックが施されていることに気づきます。
どうやら一筋縄ではいかないようです。
シズネたち解剖班も奮戦しているよう。

そしてついにペインが到着します。
ペイン六人に加えて小南。総勢七名。
まわりには忍が数名斃れています。

「ここより世界に痛みを」

木ノ葉の里を覆う外壁は目の前です。