1.理想の仙術チャクラ

さて仙術とはフカサクによれば、

「全てはバランスじゃ。
 精神エネルギーと身体エネルギーと自然エネルギーのこの三つ。
 この三つをバランスよく練りこまなきゃ仙術チャクラはできん!!」

取り込む自然エネルギーは多すぎても少なすぎてもだめで、
精神エネルギーと身体エネルギーで練り合わせたチャクラの
およそ半分になるように取り込むのが理想ということです。
つまり、自然エネルギーE_N、身体エネルギーE_P、精神エネルギーE_Mとすれば、
練られた仙術チャクラエネルギーEに対して、


\frac{E}{3}=E_n=E_p=E_m

(*)
が仙術チャクラを練る上での理想型となります。

2.限界仙術チャクラ量

「多少とり込みすぎたぐらいなら元にもどすこともできるがの、
 自然エネルギーを大幅にとり込みすぎたら、
 蛙になったまま二度と元にはもどれんようになる。」

ところで、この台詞からあまり多くの自然エネルギー
取り込めないように思われますが、実はそうではありません。
(*)の関係式によれば、三つのエネルギーについて釣り合いがとれればいいので、
自然エネルギーが肥大した分、身体、精神エネルギーも同じように肥大すればいいのです。
ところが、術者が練れる身体、精神エネルギーには限界量が存在し、
その限界量とつりあいが取れる範囲を超えて自然エネルギーを吸収できるため、
結果、自然エネルギーが優勢となってしまうことを、
“大幅に取り込む”と表現していると考えられます。
つまり練ることができる限界身体チャクラ量、限界精神チャクラ量の個人差によって、
最終的にできる最大仙術チャクラ量が決まるということです。
ナルトのようにもっているチャクラ(身体、精神)が多ければ多いほど、
大きい仙術チャクラが得られることになります。
限界身体チャクラ量max(E_P)、限界精神チャクラ量max(E_M)とすれば、
理想型(*)によって得られる最大仙術チャクラ量max(E)は、
どちらかの限界量が少ない方に依存するので、
1.max(E_P) \leq max(E_M)のとき


max(E)=3max(E_P)

2.max(E_P) \geq max(E_M)のとき

max(E)=3max(E_M)

という関係が得られることになります。