前日の小南の花飾りの話は、
378話でなくて368話でした。
申し訳ありません。

1.カカシのデイダラチャクラ識別

「この感じ、あのチャクラは…"暁"の…」

デイダラの自爆を見たカカシが、即座に『"暁"の…』と判断しています。
一見不可思議に思われますが、実はその近くの話、
サスケとデイダラの話の中に答えがあります。
デイダラが自分の地雷がサスケに見えていたことを不思議がります。
その問いに対してサスケは次のように答えています。

この眼はチャクラを色で見分ける…。そう…言わなかったか?」

つまり写輪眼はチャクラ体を色のように識別できるというわけです。
以前にもチャクラの流れを見ることができるという描写がありましたが、
どのようなチャクラかまで分かるということになります。
カカシは爆発を写輪眼で見ていました。
カカシもサスケと同様に色で識別するようにチャクラを見ていたと考えられます。
デイダラの自爆によって、その中にあるデイダラ特有のチャクラを感知したわけです。
"その色"のチャクラがデイダラと分かったのは、
お察しの通り以前我愛羅奪還時にデイダラと交戦したときに、
そのデイダラ特有のチャクラの色を覚えたからであるといえます。

2.写輪眼の能力を十二分発揮

トビはサスケがデイダラのC4や地雷を見切って、デイダラを斃したことを
次のように評しています。

「いい感じだ…写輪眼の力を十二分に発揮していた…
 …アレはイタチ以上の目になる。」

チャクラを色で識別している写輪眼の能力を十二分と言っているとしてよいでしょう。
つまり同じように色で識別が可能なカカシも、写輪眼を十二分に活用しているといえます。
ここから来る推論は次のこと。
カカシが仮にも万華鏡写輪眼を会得しているのだとすれば、
それ以上だと思われるサスケも万華鏡写輪眼もしくはそれに近い能力
を手に入れていると考えてよいでしょう。
デイダラ戦で披露せずに終わったサスケのもう一つの手。
大蛇丸のアジトのときにナルトたちに使おうとした術が考えられますが、
万華鏡写輪眼の可能性も捨て置けないです。

「機は熟した…」

というトビの言葉にサスケの万華鏡写輪眼のにおいを感じないでもありません。