384 『二つの道』

新年初記事です。
今年もよろしくお願いいたします。

.二つの道

イタチのクナイを持った右腕をサスケがはじき、
と同時に左逆手で刀を抜いて、刀の腹でクナイを受け止めます。
サスケはそこから刺突に転じますが、
サスケの肩を支点に宙返りするように躱したイタチは、
その勢いを用いてサスケを左腕一つで投げ飛ばします。
千鳥を発動したサスケ。
地面に千鳥を流し、イタチが空中に逃れたところを、
狙いすまして突き刺します。

「強くなったな…」

聞きたいことがあるといって、詰め寄ったサスケに
俺はこっちにいると言わんばかりに指動かすイタチ。
しかし、イタチが烏を用いた幻術(あるいは影分身)であることは
とっくに見抜いていたサスケ。
イタチははじめいた台座に座っていましたが、
その台座の真後ろからイタチを突き刺すサスケの刃。
攻防を繰り広げていたサスケも蛇によるクローン。

「最後に…アンタに聞きたいことがある。
 そう言ったんだよ…クソヤロー」