ペインの目指す禁術

ペインは尾獣を用いて禁術を作り出すといっています。
その禁術は、尾獣の強さに比例するのでしょうか?
例えば、尾獣が一尾と九尾の場合とを比べると、
九尾を用いて作った禁術の方が強そうです。
ところで、尾獣はそれだけでも大きなチャクラ体ですから、
そのエネルギーは計り知れないほど大きいものです。
このチャクラを利用して、何らかの強大な禁術をつくるとすれば、
この莫大なチャクラを利用した術と言えるでしょう。
逆に言えば、これだけ莫大なチャクラを消費しなければ、
発動できない、もしくは破壊力が保てない術だと思われます。
彼が目指している禁術とは、
一瞬で国一つを破壊することができるほど強力な術。
まるで原子爆弾を模したかのような術ですが、
国一つを一瞬で壊滅させることができるので、
その威力は原子爆弾よりもはるかに上です。

この術は各国に提供される形となるので、
さほど難しい術ではないかもしくは
術の発動を容易にさせる何らかの媒体が関わっているか、だと思われます。
実は原子爆弾核分裂反応を利用した爆弾で原理や理論自体は簡単ですが、
爆発を制御するには、
気の遠くなるような緻密なプログラム、演算とシュミレーション、
そして実験が必要になってきます。
しかし完成してしまうと、発動させることは容易です。
同様に、ペインの目指す禁術とは、
この規模の破壊力を一瞬で生み出すというよりは、
時空間忍術等を利用して異空間に圧縮した莫大なエネルギーを
小型のエネルギー体として封じ込めておき、
それを口寄せし、圧縮されたエネルギーを解放することによって、
一瞬にして一個の国を破壊するものと考えられます。
つまり、このような莫大なエネルギーの圧縮方法、封印方法が必要になってきますが、
ペインが禁術開発と宣言するからには、このあたりで労力を要するのだと思われます。
実はデイダラが自爆した術はこれに似ています。
推測されるペインの禁術との相違点は、
その範囲と威力がデイダラのそれと比べ物にならないほど巨大だという点です。