鬼鮫の説明にある四尾が使う熔遁とは何でしょうか?
漢字の「熔」からは〈熔岩〉やら何か熱そうでドロドロしたものが連想されます。
この漢字は漢和辞典によると、以下のような説明がありました。

『熔』
『鎔』の俗字。
〈読み方〉ヨウ、とか-す
〈意味〉

  • 鋳型。溶かした金属を流し込んで鋳物を造る型。または、鋳物を鋳ること。
  • とかす。とける。金属が溶けて液状になる。

溶ける「溶」と同じように、物が溶ける様を表しています。
どちらかというと「熔」は金属、岩石などで
「溶」とは液状ではあるが、水ではないことを区別する意図で用いるようです。
〈常用外〉なので、「溶」を代用しても間違いではありません。

つまりあえて「熔」を使うのには理由があるはずです。
そこで、英語版における鬼鮫の発言を見てみましょう。

The "Four Tails" uses many different elemental fusion.

四尾は多数の異なる性質変化を混ぜた術を使う――、
すなわち、この「熔」は熔岩ではなく「性質変化の混合」という意味だったんですね。
そしてmany differentとある通り、それは3種類以上の性質混合であることが予想されます。
2種類だけならmany(多くの)は普通必要ないですからね。
チャクラ性質の混合――血継限界に分類されます。

考えられる組み合わせは何通りでしょうか?
陰陽のチャクラは考えずに、五大性質変化(火、風、雷、土、水)の混合のみ考えます。

_5C_3+_5C_4+_5C_5=16(通り)

ヤマトの木遁の例を見て分かる通り、二種類の混合でさえ血継限界として分類されてしまうほど、
特殊な技術が必要だと思われるので、三種類以上五種類未満の混合を考えると、
三種類が一番考えられるでしょう。つまり、
_5C_3=10(通り)
の組み合わせがあることになります。(例):{火、土、風}、{風、雷、水}など

あえて『熔』という漢字のイメージを汲み取るとすれば、
ピッタリなのは、{火、水、土}{火、土、風}あたりでしょうか?
あるいは溶接バーナーのイメージから{火、雷、土}というのもありかもしれません。