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全員がこうしてそろうのは…
七年前…大蛇丸が組織を抜けたとき以来だな…
という27巻のペインの台詞。
つまるところ今回のテーマはこの台詞に集約されるでしょう。
大蛇丸の脱退時期について、一見確かなようでいて不確かなそんな情報です。
1.○年前という表現について
○年前という表現、こんな使い方をすることがあります。
ある出来事Aが起きたのは、2000年9月。現在は2007年9月。
出来事Aが起きたのは何年前でしょう? もちろん7年前です。
ある出来事Bが起きたのは、2000年。現在は2007年。
出来事Bが起きたのは何年前ですか? 7年前?? 本当に?
極端な例を考えてみます。
Bは2000年12月31日に起きました。現在は2007年1月1日だとします。
何年前か? これは7年前というより、むしろ6年前に近いです。
会話中などに、このように何年前の出来事か計算する際に、
私たちは年号の足し算や引き算によって単純に計算してしまうことがあります。
ペインの話題にあがった“7年前”は正確に“7年きっかり”たってはいない、
そう考えることができます。
2.○年前はどこまで○年前か?
その出来事が何年前のことか、と考えるときに、
私たちは○年前という表現の他に○年半前という表現をたいてい用います。
例えば2000年6月に出来事Cが起きました。現在2007年12月です。
何年前か? と聞かれたとき 7年半前 と答えることができるでしょう。
このようにきっかり半年(6ヶ月)あいていれば、ちゃんと半年を考慮するものです。
なかにはノリで7年としてしまうこともあるんですが(汗)
そこで一般化すると“年前”という表現は
- 年半前〜年前
ととらえることにします。
ちなみに年前〜年半前は、
- 年前に近いがまだ満たない場合は、【〜前】と言わずに【〜近く】と
- 年半前に近い場合年半前と言うか、につられて計算する。
という理由で考えません。