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【うちは虐殺までの流れ9・空白時間そして事件へ】 *1および、
【第一部終了時は8】*2を受けて、
謎の多いイタチと大蛇丸関連の時系列の中でも、
イタチの暁入団〜大蛇丸対決の時期について考えてみたいと思います。
今回はイタチの暁入団を年号にします。
1.イタチの暁入団(1)
実はこれがいきなり定まらない話です。
ナルトジャンキーの考察でも挙げられていましたが、
38巻での戦いを見る限り、二人とも暁の衣装を着て戦っている姿が描かれています。
おそらくこの直後、イタチに敵わないと思ったか、大蛇丸は暁を脱退しました。
この時期に切り落とされた腕が、大蛇丸のアジトに残されていたことを考えると、
このときはオリジナルの大蛇丸で、
不屍転生を完成させ、イタチに乗り移ろうとしたところを返り討ちにあった…
と考えるのが妥当でしょう。
一方のイタチについて。完全に姿をくらましたのは、うちは一族虐殺事件の後。
暁に入団したのはその後として考えるのが順当だと思いますが、
実は暁に入団したのが虐殺事件前であっても、イタチなら不自然に感じないのです。
その根拠としてあげられるのが、イタチの様子の変化。イタチの2つのこの台詞、
「俺の“器”はこのくだらぬ一族に絶望している。」
「一族などと…ちっぽけなモノに執着するから本当に大切なモノを見失う…
本当の変化とは規制や制約…予感や想像の枠に収まりきっていては出来ない」
これは暁の崇高な思想に共感したからともとれますし、
暗部『根』の最高理想を目的とするなら犠牲を厭わない究極思想ともとれます。
ただ『根』の場合は、“脱自己”という観念がありますから、
己の“器”を探求しようとするイタチには少し食い違いが生じます。
ので、やはり暁の影響がこの台詞の中にはあるとみるのが適でしょう。
イタチがまわりの目から見て“おかしくなった”のは暗部入隊以降。
暗部の忍として仕事をすること、これは多忙を極めたと思います。
そんな中でこの思想が生まれてくるのには、少し違和感があります。
暗部という激務…、幾多の命を奪う過酷な仕事の中で、人としての生き方を考えたこともあるでしょう。
でもあまりにも、まとまりすぎていると思います。
何者かがイタチと接触し、イタチを魅了した。それが“暁”であると。
順当に考えても、ジャンプ的にも。(笑)
2、イタチの暁入団(2)
というわけで、イタチが 暗部入隊〜うちは虐殺事件の前後 で暁に入団したわけですが、
イタチの暁入団は、
- ブランク のとき 、
- 暗部内定(≒入隊) 歳
- うちは虐殺事件 歳
暗部入隊とうちは虐殺事件の間は
年
、とするなら、2年間。
すなわち2年の間に暁に入ったことになります。
第一部終了の5年前年にうちは虐殺事件があるとしているので、
年〜年
2年間とはこのことです。
暗部入隊から半年ほどして、周囲から見てイタチがおかしくなったので、
年
にイタチの暁入りがあったと見なせます。