【命題】
〈カカシの発言が正しいとき、暗部分隊長昇格後うちは虐殺という流れがある可能性を考える〉

【考察ア】
カカシの発言が正しいとした場合、イタチが暗部の分隊長になった年齢は
 13+(s/12) 歳 (s:整数 0≦s≦12)
中忍に昇格したのがイタチ
 10+(r/12)  歳(r:整数 0≦r≦12)
暗部内定、そして入隊はイタチ
 10+(r+6)/12 歳
のとき。イタチの暗部入り後半年にシスイ殺害があったとすると、
 11+(r/12) 歳
うちは虐殺事件までに至るまでのあまった時間経過の和(ブランク)をpとしてあらわせば、うちは虐殺事件は
11+p+(r/12)
ここで、暗部分隊長昇格の後、うちは殺害があったという流れだとすると、pについての条件は
(日にち違いもあるので≧)
 11+p+(r/12)\geq13+(s/12)
p\geq2+(s-r)/12 -----(\,1\,)(p:実数 単位は年)
ここでs−rについての定義域は、
−12≦s−r≦12
ですので、(\,1\,)式が常に成り立つならばs−rの最大値のときも条件を満たすので
 p\geq3 (3年ブランクがある。)
しかし、これは考えにくいので、(U1)式が『成り立つ可能性が少なくともある』のはs−rが最小値のときで成り立てばよいから、
 p\geq1-----(\,2\,)

【結論ア】
すなわちブランクは1年は確実になければなりません。なんとかブランクを1年とした場合、
暗部分隊長昇格からうちは虐殺までは日にち差となり、最大30日程度の差です。
これを受けて次の考察を立てます。

【仮定】
〈カカシの発言が正しいとき、分隊長昇格後、虐殺事件が1ヶ月内にあったとする。〉

【考察イ】
カカシの発言が正しく、仮定に基づくなら虐殺事件時少なくともイタチは13歳であり、イタチの正確な年齢は
13+(u/12) 歳 (u:整数 0≦u≦1)

第一部終了時のサスケの年齢は13歳ですので、正確なサスケの年齢は
13+(t/12) 歳 (t:整数 0≦t≦12)
サスケとイタチの年齢差ですが第一部終了時点の日付が

a.その年のイタチの誕生日もサスケの誕生日も過ぎているか、またはどちらもまだ。
b.その年のイタチの誕生日は過ぎたがサスケの誕生日はまだ。

の2通りが考えられます。
(1)aのとき
どちらも過ぎているならサスケの13歳の誕生日時点でイタチは18歳、
またはどちらもまだならサスケの14歳の誕生日時点でイタチは19歳ですから、
サスケとイタチの歳の差は
 5+(1/12)
イタチの第一部終了時の年齢は、
 18+(t+1)/12 歳
ここでイタチ18歳は確定情報なのでt+1≦12であり、tの定義域は新しく
 (t:整数 0≦t≦11)
このとき第一部終了時点とうちは虐殺事件の年月差は
 18+{(t+1)/12}-{13+(u/12)}
5+(t+1-u)/12-----(\,3\,)
であり、t+1-u=yとおくと、yの定義域については、
 -1\leq t-u \leq11
0 \leq y \leq 12 (y:整数)
となって、(\,3\,)式により5年前〜6年前にあたります。
(2)bのとき
サスケの14歳の誕生日時点でイタチは18歳ですから、サスケとイタチの歳の差は
 4+(1/12)
イタチの第一部終了時の年齢は、
 17+(t+1)/12 歳
ここでイタチ18歳は確定情報なので12≦t+1であり、tの定義域は新しく
 (t:整数 11≦t≦12)
同様にこのとき第一部終了時点とうちは虐殺事件の年月差は
 17+{(t+1)/12}-{13+(u/12)}
4+(t+1-u)/12-----(\,4\,)
であり、t+1-u=zとおくと、
yの定義域については、
 -1 \leq t-u \leq 12
0 \leq z \leq13 (z:整数)
となって(\,4\,)式により4年前〜5年1ヶ月前にあたります。

したがって(1),(2)によって
【結論イ】
〈13歳で分隊長に昇格後、1ヶ月以内に虐殺事件があれば、その出来事(虐殺事件)は
第一部終了時の4年前〜6年前の間にあったが、5年前〜5年1ヶ月前にあった可能性は高い。〉